こんにちは
ぱぴこ(@i_love_inkochan)です。
わが家でお迎えしたアキクサインコは2羽。
生後6ヶ月のローズ「モモ」と、生後1ヶ月半の「あずき」ですが、モモは最初の3週間、ほぼ鳥カゴからでてきませんでした。
手を近づけるとパニックになるのでお世話は必要最小限。
緊張しすぎて餌を食べないことを考え、動かなくても食べられる場所に「粟穂」を吊るしておくと、すごい勢いでムシャムシャ。
逆にあずきはお迎え3日目あたりから、すごい勢いで挿し餌を食べており、好奇心旺盛で性格もまるで正反対なことに驚き…。
神経質だと言われているアキクサインコですが、お迎え後の数週間、基本のお世話や2羽に共通していた行動などをご紹介していきます。
毎日体重を測ろう
慣れないうちはプラケースに入れないと測れない子もいるのですが、毎回ケージの出入り口をプラケースでふさぎ、手で追い込んでいたら余計に手が嫌いになりそう…。
ブランコにすこし工夫して、ケージの中にいながら体重を測れるよう自作している方もいますが、少々手間がかかります。
手乗りであれば簡単に体重計に乗せることができますが、大体の子は手を近づけると逃げてしまうので、体重計まで誘導する練習をはじめてみましょう。
わが家のアキクサはカワイから発売されている牧草を編んだフォージングトイ「もじゃもじゃ」がお気に入りのようで、よくつついて遊んでいます。
その習性を利用して「もじゃもじゃ 大」で遊んでいる横に、キッチンスケールに乗せた「もじゃもじゃ 小」を置き、粟穂を乗せて誘導してみました。
粟穂目当てで小のほうに移動してきますので、これで無事に体重が測れます。
慣れてくるともじゃもじゃなしでも粟穂を見ただけでキッチンスケールに乗ってくれますので、もじゃもじゃが用意できない場合はキッチンスケールの上におやつを置いて誘導するのも良いと思います。
キッチンスケールを常に遊び場に置いておいて、乗ることに慣れてもらいましょう。
挿し餌は工夫が必要!
お迎えして数日はなかなか食べてくれないこともあります。
ただ、挿し餌中の雛は深刻な事態を招くこともあるため、かならず「食前」と「食後」に体重を測り、お迎えから2〜3日しても体重が減る一方であれば、動物病院で強制給餌してもらうことをおすすめします。
わが家の場合はお迎え初日の夜に2g、翌日また2gと減り続けており、いちおう食べようとしているのに食いつきが悪いのはなんでだろう?と考えて、挿し餌の濃さや温度をいろいろ試してみました。
挿し餌の温度を湯煎して高めにしてあげたところ、すごい勢いで完食!
体重も安定し一安心です。
ショップと同じ挿し餌を使用しているのに食いつきが悪い場合は、餌の作り方が原因のこともあるので、毎回同じではなく食べてくれるように工夫が必要です。
壁に激突する
わが家のアキクサは両者とも、放鳥デビューしてから1週間ほどは「白い壁」に向かって飛んで行き、そのままぶつかることが何度かありました。
鼻の上をすりむいたりして肝を冷やしたことも…。
すりガラスの明るい窓や鏡に向かって飛んで行くこともあるので、ぶつかる危険性のあるところにはあらかじめカーテンや布をかけておいたほうが安心です。
気配を消すのが上手い
わが家のアキクサたちは放鳥すると、だいたい高い所でじっとしています。
しかし数秒よそ見をして再び見てみると、姿が見えない…。
目をこらしてよーく探してみると、家具の木目やインテリアと一体化していたりします(笑)
事故防止のためにも、放鳥中はこまめに居場所の確認を。
メスの場合は狭いところにもぐろうとする子もいるので、入られて困る場所や入ったら出てこれなくなりそうな場所は、扉があるなら閉めておくか、つっぱり棒でカーテンをしておくなどの侵入防止対策が必要です。
床を歩くのが好き
野生では早朝や夕暮れ時に、地面に落ちている種子や草を食べて生活しています。
そのためなのか床を歩いていることも多く、気づかず踏みつけてしまう事故が発生する可能性があります。
「姿が見えないな」と思ったらまず足元周辺を確認し、発見するまで動かないようにしましょう。
放鳥時に移動する時はすり足で移動することで踏みつけ事故の防止になります。
椅子などにすわる際も服の後ろにとまったりしていないかよく確認して下さい。
実はおもちゃも好き
環境に慣れてくると、だんだんとおもちゃで遊ぶようになってきます。
わが家の場合は写真のように「コロコロペンギン」やボール系のおもちゃがお気に入りの様子。
かじる系の遊びも好きなようで、入れ物にチモシーを敷いて「フォージング」するようにしてあげると、チモシーをかじりつつ楽しそうに餌を探しています。
「エサ探し行動」のことをフォージングと言います。野生では1日の大半を「エサ探し」に費やしていますが、飼育されているとその必要がありません。
退屈や肥満予防のため、エサを隠して探させることで、ストレス解消や楽しみにつながるため、毛引などの問題行動が改善すると言われています。
ケージに戻すには?
ケージ(鳥カゴ)に戻そうにも、手乗りじゃないと戻し方がわからないという方もいらっしゃいます。
わが家では持ち運びできる「物」にとまってもらい、鳥カゴまで運ぶようにしています。牧草を敷いたバードバスや箱などはとまる面が大きいのでおすすめ。
いつも同じ物にとまってもらうようにすると放鳥終了の合図となり、自分から帰ってくれる日もあります。
もちろんなかなか帰らない日のほうが多いです(笑)
手を近づけると逃げようとする習性を利用して「物」に乗ってもらいます。
焦るあまりしつこく追いかけ回さないように注意。
おわりに
念願のアキクサインコをお迎えし、かわいい姿に毎日癒されています。
SNSではべた慣れな子もいるようですが、わが家の子たちは手が苦手。
手は嫌いでも頭や腕には止まってくれるし、人間のことは嫌いではなさそうなので、まだまだ時間はかかるでしょうが、少しずつ仲良くなっていければと思っています。
他にもアキクサインコに関してまとめている記事がありますので、よろしければそちらも参考にしてみて下さい。
まだまだ情報が少ないアキクサインコですが、すこしでも幸せな環境を整えてあげられるようがんばりましょう!