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アキクサインコは難しい?お迎えする前にしっておいてほしい注意点

アキクサインコ

こんにちは

ぱぴこ(@i_love_inkochan)です。

わが家では現在2羽のアキクサインコを飼っています。

SNSやテレビでピンク色の可憐なインコを見かけ、どういう鳥なのか知りたいという方も多いでしょう。

しかしなぜか飼っている人が少ないという事実…。

そのため、お迎えしたくてもなかなか情報が集まらない上、あまりお店で見かけない…。

そこにはどういう秘密が隠されているのか、飼育のポイントとあわせてご紹介します!

日本で入手出来るのは大きく分けて6種類

大きさ:19cm〜21cmほど
体重:40〜50g
値段:約20,000円〜60,000円
寿命:約8〜15年

さまざまな色合いのアキクサインコがいますが、日本国内で流通しているのは主に6種類。

  • ノーマル
  • ローズ(オパーリン)
  • ローズファロー(ファロー・オパーリン)
  • ファロー(ペールファロー・ダンファロー)
  • ルチノー
  • ルビノー(ルチノー・オパーリン)

ただ、私の住んでいる北関東では

「ローズ」「ルチノー」「ルビノー」以外の種類が販売されているのを見たことがありません。

上の3種類もなかなかショップに入荷しないので、他の小型インコと比べて入手難易度は高め。

人気の色は性別の判断が難しい

私の飼っている「ローズ」という品種はオスが全体的にピンク色をしているのに対し、メスは顔まわりが黒っぽくなっています。

黒色が入っていない優しい色合いで人気の「ルビノー」「ルチノー」は外見で性別の鑑定が難しく、ブリーダーさんでさえ間違うことがあるほど。

どの品種もオスのほうが体格が良いと言われていますが、確実に鑑定するには動物病院での検査が必要になってきます。

アキクサインコの特徴

かなり大人しい

せっかくの放鳥タイムもじっとしているかずっと食べているかなので、楽しくおもちゃであそんだりインコ同士で遊んだりする姿を見たい方、一緒に遊びたい方には少々物足りません。

そのため活発なインコをお探しの方には、この時点で候補から外されてしまいます(笑)

しかし他の小型インコのように壁をかじったり、服の中に延々ともぐり続けることがなく、今のところ慢性発情もないので初心者にとっては飼いやすいのではと思います。

おしゃべりは得意ではない

まれにおしゃべりしているように聞こえる子もいますが、基本的におしゃべりは苦手。

鳥のおしゃべりを楽しみたい方には、この時点で候補から外されてしまいます…。

鳴き声は小さいので普段はうるさくありませんが、テンションが高い日は大きな声で鳴いたり、見た目からは想像もつかないアヒルのようなグワッという鳴き声を出すことも(笑)

平常時はまさに小鳥のさえずりのようなかわいらしい鳴き声です。

触られるのが苦手

人にある程度なついてくると頭や肩などに止まってくれるようになります。

腕までは止まってくれますが、なぜか手には近づかず、触ろうとすると逃げます(笑)

顔を近づけて鼻でお腹のにおいをかいだりすることは出来るのですが、やはり手を出した瞬間に逃げます。

わが家のルビノーは雛の当時は手乗りでしたが、一人餌になったあたりから手に乗らなくなりました。

雛から育てても手乗りにならない子や、手乗りじゃなくなる子もいます。逆に本当にアキクサなの?と思うほどベタ慣れの子も。

基本的にスキンシップを取りたがらない性格なので、アキクサから来るのはOKですが、人間から触れるのはNGだと思っておいて下さい。

日中はあまり動かない

野生のアキクサインコの活動時間は早朝と夕暮れ時。薄暗い時間帯に活動し、日中はじっとしているそうですが、飼育環境によっては日中でも活動的な子もいます。

わが家はお昼にセキセイ、オカメと一緒に放鳥していますが、お昼の放鳥は外に出てもじっとしていることが多いです。

あまりにじっとしているので、具合が良いのか悪いのか判断に困ることも。

朝と夕方の放鳥時はセキセイインコと追いかけっこをして元気に飛び回っています。

難しいと言われている理由

かなり繊細

かなり臆病な性格なので、地震や急な物音などで「パニック」を起こすことがあります。

日中はプラケースからケージにうつし、夜はプラケースで寝ていたわが家のルビノーですが、夜もカゴで寝かせる練習をしようとしたところ夜中にパニックをおこし、怪我をさせてしまいました…。

オカメインコも同時にパニックになったので、連鎖して全員がパニックになり大変なことに。

アキクサは頭をぶつけがちで、写真のように目の上を怪我することがあります。

カゴの中でぶつかりながら暴れるので、ひどい時には羽が抜けて出血したり骨折することもあるようです。

一度パニックを起こすと些細なことで驚くようになりがちなので、対処法を予習しておきましょう。

パニック中は外からやさしく声かけをし、飼い主がそばにいることを知らせます。
夜の場合は急に明るくするとさらに驚いてしまうので、少しずつ明るくして下さい。
パニックが落ち着くまで、カゴから出したり移動したりしないほうが良いです。

落ち着いたらカゴや体に血がついていないか確認します。万が一出血していたらティッシュなどで軽く押さえておけば止まりますが、羽軸(羽毛の中心の太い軸)が折れて出血している場合は抜いて出血を止める必要があります。

どうしても上手くできないという場合は、出血している付近を血が止まるまでティッシュで挟んで押さえてから病院へ連れて行きます。

オカメインコにも「オカメパニック」なるものがあり対処法は同じ。オカメインコのほうが飼育数が多い分、検索すれば生々しい写真付きで事例がたくさん出てきます。

万が一に備えて予習しておくことはとても大事。

温度管理がシビア

我が家のローズは生後6ヶ月にてお迎えしましたが、25度では寒そうにしており、28度ほどになってやっと落ち着きました

朝晩の寒暖差で体調を崩しやすく、放鳥時も室温が低いと鼻水を出すことがありますので、鳥かご内と室温の差をなるべく少なくし、温度を一定に保つよう気をつけましょう。

日中は常にじっとしているので、体調不良に気づいた時はかなり悪化していたということも。毎日異変がないかよく観察して下さい。

日光浴は絶対に日陰で行う

アキクサインコの赤目は、遺伝子の関係でメラニン色素がない状態です。

日光浴は直射日光厳禁。ガンガン光を当てるのはサングラスなしで太陽を見るようなものです。窓ガラス越しでは日光浴の意味がないので、網戸越しの日陰で10分ほど。

直射日光に長時間当てることがインコの白内障の原因になると言われていますので、黒目の品種でも日陰で日光浴をさせて下さい。

挿し餌が難しい

どのインコでもそうですが、よく懐かせたいとの理由で雛からお迎えしても、家に連れて帰ってきた途端食べなくなることが多いです。

わが家のルビノーはお迎え時42gでしたが、その日の夜は40g、翌日38gと徐々に減っていきました。

ショップの挿し餌と同じものを使っても食べない場合、まず確認してほしいのが挿し餌の温度。

あまりに熱すぎるとそのうをやけどしてしまうので冷ましがちですが、冷めたものだと食いつきが悪い印象でした。

人肌より少し暖かいを目安に湯煎しながらあたえたところ、食欲が復活。

食べないなーと思って1週間も様子を見ていたら弱らせてしまいますので、お迎えから最初の3日ほどで食欲が復活しない場合は、健康診断も兼ねて動物病院で強制給餌してもらったほうが良いです。

ショップやブリーダーで挿し餌をする際、チューブで「そ嚢」に直接流し込む事がありますが、その時に傷がついて炎症を起こしている場合があることも。

また、環境が変わったストレスにより、メガバクテリア症を発症している可能性もあります。

わが家のオカメインコはお迎え後、体重が減る一方なので病院へ連れていったところ、メガバクテリア症になっていました。

餌や環境が変わると全く食べてくれない事も多いため、挿し餌の経験がない人は一人餌になった子をお迎えしたほうが安心です。

流通量が少ない

ショップに入荷するのはごくわずか

「ローズ」はたまに見かけますが、「ルビノー」「ルチノー」は人気のため、店頭に出したその日に売れてしまうことも。

その他の品種はなかなかお目にかかれることがありません。

近年の物価上昇にともないショップ側の維持管理費も上がっているので、ルビノー、ルチノーは価格が高めのショップが増えてきました。

繁殖が難しい

繊細な性格なのでペアリングしようとしても上手くいかず、やっと産卵してくれたと思ったら、掃除機をかける音などで抱卵をやめてしまうことも。

人工孵化が上手くいかなかったり、抱卵しても孵化が途中で止まり亡くなってしまうなど、かなり手がかかります。

そのためブリーダーさんによっては全く雛が産まれない時期があります。

上手くいけばブリーダーさん自身が購入希望者を募集されることがありますので、希望の色を繁殖されているブリーダーさんのブログやSNSをこまめにチェックすると入手しやすくなります。

生まれつき弱い子がいる

どの種類のインコもそうですが、生まれながらにして弱い子がいます。

アキクサインコの場合は「視力が弱い」「肝疾患」「虚弱体質」などが代表的で、もちろん元気な子もいるのですが、そういった体質ゆえ若くして亡くなる子が多いのも流通量が少ない原因の一つ。

そういった性質を理解の上、何かあればすぐ病院に連れて行く心構えが必要です。

お迎えの前に必ず病院をさがしておきましょう。「鳥を診察できる」といっても、アキクサインコは診察できないことがあります。事前に病院に確認を。

おわりに

長年悩み抜いた末、ご縁がありわが家へやってきたアキクサインコたち。

アキクサインコは飼育書が出ておらずお世話も手探り状態ではありますが、基本的なお世話はセキセイインコなどの小型インコと同じで大丈夫です。

性格が少々繊細ですが個体差がありますので、そこまで心配しなくても大丈夫。

初心者の方も、ご縁があればぜひお迎えしてみて下さい!

プロフィール
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2022年1月16日
セキセイインコの雛3羽をお迎え

2023年1月2日
アキクサインコの若鳥をお迎え

2023年8月12日
オカメインコの若鳥をお迎え

2024年3月17日
アキクサインコの雛をお迎え

お迎えする上で勉強したこと
インコと暮らす上で工夫していることなどを発信しています

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