こんにちは
ぱぴこ(@i_love_inkochan)です。
「インコは暖かい地域出身なので25〜30度くらいの保温が必要」
どの飼育書を見ても、このように書かれています。
実際にそこまでの保温が必要なのは
- 生後1年以内の雛や幼鳥
- 老鳥
- 病気の時
- 羽を膨らませて寒そうにしている時
などの時で元気な時は20度前後でも平気で過ごしています。
保温が必要とはわかっていても、気になるのが光熱費。
今回はわが家でかかっている光熱費と、行っている保温方法をご紹介します。
電気代が跳ね上がった
我が家はオール電化で太陽光発電の蓄電池なし。
ピンクの線が前年の電気料金、縦に伸びるオレンジの太線が今年の電気料金。インコをお迎えしたのが1月なので、目に見えて料金が上がっているのがわかります。
2月から3月は
- 保温電球を30度に設定
- 夜間と外出時にエアコン使用
4月は
- 保温電球を25度に設定
- 日中もエアコン使用
5月以降は
- 保温電球を20度に設定
- 空気清浄機を24時間使用
- エアコンの除湿機能を使用
- 除湿機を夜間のみ使用
といったことが原因です。
1年未満の幼鳥なので冬場は過剰かと思うぐらい保温しましたが、それでも朝のケージ温度は20度前後でした。
1月から3月までの日中は対流式石油ストーブを使用しているので、さらに灯油代が各月プラス1万円ほど。
わが家のインコはみんなピンピンしていますが、石油ストーブはインコの体に悪いと言う方もいますので、気になる場合は使用を控えたほうが無難。
- 石油ストーブはインコの呼吸器に悪影響の恐れ
- 離れた場所で使用し、換気をしっかりと
- 呼吸器の弱い個体がいる場合は使用しない
保温はいらない!?
「うちは保温していない」という方もいますが、お住まいの地域が西日本の方がほとんど。
東日本でも「保温しない」「屋外飼育」の方は、そういった環境で飼育された親から産まれ、同じように育てられたインコの場合が多く、ペットショップからお迎えしたインコをいきなり保温なしや屋外飼育は、かなり危険な環境になります。
健康に問題がない成鳥であればそれほど過保護に保温する必要はありません。
寒暖差もある程度経験させて少しずつ慣らしていったほうが良いですが、気温差±3度あたりから体調を崩しやすくなります。
ヒーターは1年中設置
朝晩の寒暖差でぐんと気温が下がる日があるため、保温の最低温度を20度と決め、20度設定のヒーターを1年中設置しています。
インコの種類や年齢などによっても最低温度は変化。15度設定の方もいれば、10度の方も。10度だとヒーターを外してもよさそうですが、念のためといったところでしょうか。
- 複数羽が同じケージの場合はくっついて温まっているので、過度な保温は不要
- 1羽1ケージの場合は適切な温度でヒーターを設置
冬はケージを囲う
我が家はラックを自作し、前面はビニールカーテン、前面以外をアルミシートで囲んでいましたが、アルミシートが溶けたことがありました。
保温電球の真上にあった金具の部分が高温になったため、溶けたようです。
ラック全体を保温できるようにと思ったのですが、素材によっては火災につながります。
冬場はケージ周辺を囲い、とくに夜間は温まった空気がケージの外に逃げないようにします。
見た目を気にしないのであれば段ボールで囲んでもいいし、毛布を何枚か重ねてかけてもOK。完全に覆いすぎると酸欠や熱中症になる恐れがあるので、少し隙間を作りましょう。
保温器具の注意点
わが家はエアコンと保温電球を併用しています。
パネルタイプは単体で空気を温めることが難しいので、かならず他の保温器具と併用して使用して下さい。
電球タイプの注意点
ヒーター単体だとつきっぱなしになるので、温度管理のための「サーモスタット」が別途必要。
ケージにカバーをかける場合は、100円ショップで売っているワイヤー製品で、カバーに直接ヒーターが当たらないよう工夫します。
- ケージ1個につき40wか60wタイプ1個で十分
- 100wタイプは複数のケージを同時に温めるような用途向け
急に電球が切れることがあるので、電球の予備を買い置きしておいたほうが安心。
パネルタイプの注意点
パネルタイプは床や側面に設置します。パネルに近づくと温かく、遠ざかると温度が低くなりますので、インコが自分で好みの温度の場所で過ごすことができます。
サーモスタット内蔵になっているものがほとんどですが、ついていない場合は別途購入が必要。
冬場はパネルタイプのみで空気を温めることは出来ないので、エアコンをつけっぱなしにするか、他の保温器具との併用して下さい。
バードテントや巣箱で保温?
インコの保温は過ごしている場所の空気を温めてあげる必要があるので、巣箱やバードテントでは寒さをしのげません。
また入れっぱなしだと発情を誘発する可能性もあるので、バードテントはおもちゃ代わりになるとしても、巣箱は繁殖目的以外では絶対に入れないで下さい。
おわりに
昔ながらの飼育方法だと玄関や屋外で飼育されていたのに、ずいぶんと過保護になったものだなぁと、インコを飼っていない方からよく言われます。
3月から4月にかけての寒暖差が激しい時期に、我が家のインコも体調を崩しました。幸い1羽だけなので病院代が8,000円ほどで済みましたが、複数羽だと電気代を超えてきます。
あまり過保護にしすぎる必要はないですが、インコたちが苦しんでいる姿を見るのもかわいそうですし、最低限の保温はあったほうが良いと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。