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インコにも除湿は必要!梅雨の除湿対策

飼育用品

こんにちは

ぱぴこ(@i_love_inkochan)です。

5月に入ってから寒暖差が激しく、インコの換羽も重なるので体調を崩しやすい時期になりました。

わが家のインコたちもいつもより若干テンションが低いのか、放鳥してもとまり木の上でのんびりしています。

快適に過ごしてもらうためいろいろと試した結果、導入してよかったと思うものの一つが「除湿機」。

今回はインコにとって「除湿」の大切さ、おすすめの除湿方法を紹介していきます。

除湿しないとどうなる?

インコに最適な湿度は40〜60%とされています。

気象庁がまとめている梅雨時期の平均湿度は6月で78%、7月で80%となり、カビにとっては嬉しいですが、人間やインコには大変好ましくない状況。

  • カビやダニなどの害虫が繁殖しやすくなる
  • カビの胞子を吸い込んで呼吸器系の病気になる
  • 水やエサがいたみやすく病気の原因になる
  • 梅雨と換羽期がかさなり体調を崩しやすい
  • 熱中症の危険性がある

カビが原因の病気は代表的なものでマクロラブダス症(メガバクテリア)やアスペルギルス症があります。ダニだと疥癬が有名で、投薬や通院が必要になる病気にかかりやすくなります。

また、気温が高い日にエアコンをつけずにいると室温が30度を超え、熱中症の危険性が高まります。

鳥は汗をかかないため、呼吸器内で蒸発する水分の気化熱によって体温を下げています。湿度が高いと呼吸器内の水分が蒸発できず体内に熱がこもり、熱中症で落鳥してしまうことも。

寒暖差が激しいと逆にヒーターや暖房をつけたり、ものすごく手がかかるインコですが、少しでも長生きしてもらうために快適な環境を目指しましょう。

まずは温湿度計でケージ内の環境を知る

ケージに温湿度計を取り付けていても、おやすみカバーをつけてしまうと見えなくなってしまいます。センサーを有線・無線でケージに取り付け、液晶画面を外で見れるタイプがあるということで、我が家では値段が1個500円ほどの手頃な有線タイプを導入。

有線タイプの特徴

写真右のGEXの温湿度計はケージに直接取り付けるタイプで、液晶にセンサーが内蔵されているため、カバーをかけると見えなくなってしまいます。

写真左の三つ並べているのが有線タイプ。

大きく表示されているのは湿度で、小さく表示されている数値が温度です。

温湿度計本体からセンサーのケーブル(1m)が伸びており、センサーをいつもインコがいるあたりに設置し、本体をケージからはなれたカバーをかけても見える場所に設置しました。

温湿度計上2個が右と中央のケージ、温湿度計いちばん下が、左のケージを計測。これだけ近くても、ケージの置き場所が低くなるほど湿度が上がっています。

無線タイプの特徴

子機をケージの近くに取り付け、センサーを見やすいところに設置できます。

通販で探せば、子機1台のものだと2,000円ほど。ただ、子機が大きいのでケージに直接ぶら下げると存在感が…。子機が増えるほど値段が上がります。

エアコンと除湿機

エアコンだと湿度を下げると同時に気温も下がってしまうので、エアコンで除湿しつつヒーターで保温するような状況になってしまいます。

若くて元気な子だと保温はいらないですが、体調を崩しやすい子、若鳥、シニア鳥にとって気温差はかなりの負担。

肌寒い日は暖房と除湿機を使い、逆に暑い日は冷房と除湿を使うなど、併用することでかなり快適な環境にすることが出来ました。

エアコン除湿の特徴

  1. 部屋の空気をエアコンへとりこむ
  2. とりこんだ空気を冷やす
  3. 冷やされたことで空気が含めなくなった水分がエアコン内に結露する
  4. 余分な水分がなくなった空気が部屋へ戻される

このような動作の繰り返しで除湿をしています。空気を冷やすことで湿度を下げるので、冷えすぎを防止するために除湿には「設定温度」があります。

28度設定にした場合、室温が28度になるまで除湿をしますが、室温が28度に近い場合は室温が下がりすぎないよう運転をおさえるため、インコにとっては寒いぐらいの温度にしないと除湿の本量を発揮できないのが難点。

除湿機の特徴

  • コンプレッサー式
  • デシカント式
  • ハイブリッド式

除湿機は主にこの3種類が販売されています。

コンプレッサー式とは

エアコンと同じく、空気中の水分を冷却し結露させて除湿します。

空気を冷やして結露させるため、気温が低い時期には不向き。逆に気温が高くなるほど除湿能力を発揮します。

コンプレッサーという空気を圧縮するための機械が入っているため、作動音が大きく重量があります。

梅雨〜夏向け。

デシカント式とは

吸い込んだ空気中の水分をヒーターで熱し、乾かした空気を再放出します。

気温が低くても除湿力が変わらないので、冬場に結露が発生する家や、部屋干しの多い家の除湿に最適です。

ヒーターを使用する仕組みなので電気代がかかり、室温も上昇します。

肌寒い梅雨時期と冬向け。

ハイブリッド式とは

コンプレッサー式とデシカント式両方の機能を持ち合わせているので、環境にあわせた除湿をすることができます。

一年中安定した除湿が可能ですが、お値段が高額のものが多いです。

除湿機を導入した感想

わが家が購入したのはデシカント式、アイリスオーヤマのIJC-J56

除湿可能面積が木造6〜7畳、鉄筋13〜14畳ですが、インコの周辺だけ除湿できれば大丈夫なのでこれに決めました。

除湿をパーセントで設定できるほか、連続運転も可能です。

夜9時頃にスイッチを入れて、朝6時になると2リットルのタンクが満水で自動停止していました。ケージ内の湿度は48%ほどなので、設定した50%に近い除湿力。想像以上に働き者です。

背面にホースをつなげて排水できるようにすれば、無限に作動させることも可能。

エアコンとの併用で梅雨時期でもとくに体調を崩すことなく、インコたちは元気に過ごしています。

おわりに

昔の飼育方法は「冷暖房なし」「保温なし」「屋外」という方もいらっしゃいますが、地球温暖化の影響でかなり厳しい時代になりました。

光熱費がかかるのでエアコンなどを使用せず過ごしたいところですが、インコの安全を考えてわが家では24時間エアコンをつけっぱなしにしています。

エアコン代で月に1万円↑ほどかかっていますが、体調を崩して病院へ行くと1回6千円〜かかりますし、それが複数羽、複数回になるとエアコン代どころでは…。

光熱費はインコに安全・快適な環境を提供するための必要経費です。なるべく病気にさせない暮らしを心がけていきたいものです。

プロフィール
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2022年1月16日
セキセイインコの雛3羽をお迎え

2023年1月2日
アキクサインコの若鳥をお迎え

2023年8月12日
オカメインコの若鳥をお迎え

2024年3月17日
アキクサインコの雛をお迎え

お迎えする上で勉強したこと
インコと暮らす上で工夫していることなどを発信しています

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